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【夜明け前は暗い!】
4月の収支状況は-290,000円でした。
これにより2015年の年間収支(1月~4月)は+357,000円で若干足踏み状態となっています。
収支低迷の要因としては貴金属、特に金のボラティリティ(変動率)が低迷した点が挙げられます。
4月の東京金はボラティリティが10%を割り込むなど、保合い(もちあい)相場が続いためロスカットが先行し
収支低迷を招いてしまいました。
ようやく月中を過ぎて、東京ガソリン・東京ゴムが上に放れてトレンドが出始め、値洗い(含み損益)合計
10万円を抱えたまま5月を迎えております。
今月は米雇用統計が8日に発表され、この内容いかんで株・為替・商品のマーケット全般の大きな価格変動
が起こると予想されます。
雇用統計の先行指標の一つである新規失業保険申請件数は15年ぶりの低水準で推移するなど雇用が
順調に回復している兆候が見られる一方で、民間部門の雇用者数を示すADP雇用統計の4月分は
前月比16.9万人増と2月連続で20万人を割り込みました。
2カ月連続で20万人を割り込むのは昨年1月以来となります。
同指数は先行指標の中でも米労働省が発表する雇用統計と最も相関性が強く、概ね8割以上の確率で本番
の雇用統計に影響すると見られています。
ここで、万が一、20万人超の雇用が回復できなかった場合は連邦公開市場委員会(FOMC)の利上げが
先送りされ、ドル売りに一段と拍車がかかることになるでしょう。
ドルと金の法則「ドル高=金安 ・ ドル安=金高」の規則性が働くのなら、金の上昇トレンドが出てくる
のか、または逆の発表で金利上昇ドル買いにより下落トレンドが出てくるのか、今回発表される経済指標は
高い価格変化率を促すことになるでしょう。
まさに『夜明け前は暗い』という言葉通り、4月に比べて今月は金のボラティリティが12%超えとなり価格
変動率の上昇から見て期待の持てる月となりそうです。